peacefuruのブログ

好きな音楽やギターのこと。その他気になることを書き連ねます。

心の中に


ふるふるです。この頃ほんとうに過ごしやすい気候になりました。


僕は10代の頃にフリースペースという居場所に出会い、その場所である男性と友達になりました。

彼は重度の心臓疾患を持ちながら、毎日をひたすらに、握りつぶすかのように楽しんで過ごしていました。





当時彼と話しをしていると、ある考えかたの共通点があり、思いの外彼が興奮していたのを覚えています。

その後から彼は僕を色々な事があるたびに、誘ってくれるようになりました。突然、当時遠距離恋愛だった僕に、今から彼女の住むところまで車で行こうと言い、一晩かけて横浜まで行ったこともありました。

彼は10数年前に亡くなりました。

葬儀には沢山の友人がかけつけ、彼の大好きだった曲等をかけながら、それぞれが彼の事を想い、その気持ちが散りばめられた時間でした。その曲が終わった瞬間にふと糸が切れたように、涙が出たのを覚えています。



葬儀が終わり、共通の知り合いに声をかけて帰りました。
もう彼は目の前には居ません。けれど、その共通の知り合いの心の中に彼が見えました。
自分の心の中にも。辺りを見渡すと、それぞれの人の心の中に彼が居て、ホタルが静かに光るようにその人、その人の中を照らしているのを感じました。



その時、僕は「求めているのは外にあるように思うが、本当は自分の中にある」と、いう事を感じました。きっと気づいてないだけです。



ありがとうございます!