peacefuruのブログ

好きな音楽やギターのこと。その他気になることを書き連ねます。

連日続いている猛暑とは関係ない話ですが

ふるふるだす。

今回のテーマと致しまして、「自然」を取り上げたいと思います。

僕が今住んでいるところは、街に出るのに電車で20分くらいの、山が近く自然が豊かなところです。
まあ、自然が豊かと言えど、田んぼが減りマンションやなんかが以前よりは増えましたが。

数年前から暖かくなると週末やなんかに、よく子供と生き物採集へ出かけています。

しかし当初、都会生まれの僕にはメダカちゃんや、どじょうはおろかカエルちゃんすら見つけることができませんでした。

捕まえることかできたこともありましたが、それは向こうから現れた時のみ。自ら彼ら(生き物)の居場所を突き止め捕まえることは、羊水から人生をやり直せと言われる様なものです。




そんなこんなで数年間そういう時が過ぎ、つい最近のこと、また、偶然の産物を追い求める様に、虚ろな目で子供たちと田んぼを覗き込んでいる時でした。

父親と姉妹の親子と思われる3人が田んぼの用水路に突然現れました。本当にいつ来たのかわからないくらい突然です。

その姉妹はきゃっきゃ言うてます。

お父さんはニコニコしてます。

僕はその相対的と言わざるを得ない光景に愕然としました。

虚ろな目をした我々親子と、そのきゃっきゃ言うてる親子とは正に雲泥の差と言って良いほどの落差があり、それは人生を攻略した人間とそうでない人間とを分ける、我々の間に振り下ろされた残酷な斧の様でした。

まあそれは置いといて。

僕は意を決して彼ら親子の持っている小さい水槽ケースの中を見せてもらいました。

何とカエルちゃん5、6匹、エビさまと、どぜうが3、4匹…!
「ここは、どじょうの穴場ですよっ。キラッ」
爽やかな男前なお父さんさんは言い放ち、新たに今度はえらく大き目のどぜう様を網で救い上げました。



なんてことでしょう!!
これまで何十回、いや、何百回とこの田んぼの用水路には来ていた筈なのに…!
僕はショックで、生まれたばかりのガゼルよろしく震える膝に気付かれないよう、自分の子供達に言いました。
「…ほうら見てごらん。こんなに採ってるよ〜」
わらわらと見に来る我が子供たち「すごいね、すごいね」と子供達と1000000回言った後ぐらいにその親子は忽然と帰ってしまいました。

そして、親子が居なくなるや否や、僕は寄り目になりながら、がぜん同じ場所を網で探しまくり無事、どぜう様 2匹 確保。


結婚し今の場所に移り住み、その時初めて自然と触れ合えた様な、つながり合えた様なそんな気がしました。


どぜうを採り、それを家に持ち帰った僕は子供より機嫌良かったことは言うまでもありません…。


嗚呼、大人げなし…。