すごいニオイ
僕が20代の頃、アルバイトとして働いていスーパーの近くには、今でこそ都市開発でなくなりましたが、ホームレスの溜まり場がありました。
当時としては珍しく、ちょっといけてる成城◯井系のお店として営業していたアルバイト先には、世界各国のお菓子や食材、お野菜なども取り揃えておりました。
僕はお野菜コーナー担当で、お菓子売り場のお兄さんと仲良くなり、楽しく働いておりました。
ある時、そのお兄さんが「今度来たらどうしたろかい…」と、なにやら訝しげなご様子。聴いてみると、何やらホームレスの方がスーパーに来店し、万引きして帰っていると言うのです。
しかもそのホームレスの方の体臭は半端なく、「すごいニオイ」どころではなく、一度来店するとなかなかニオイがなくならないと言うのです。
そんな話を聞いた後のある日のこと、いよいよ僕はそのホームレスの方に会うことになります。
僕が入り口で野菜を陳列していると、後ろに人影が。お客様と思い「いらっしゃいませ」と声を出した瞬間、僕は凍りつきました。そして僕の喉は焼き付きました。ほんとうにものすごかったのです…!
僕は意を決してお兄さんにその事を伝え、あまりのニオイに目眩を覚えながら仕事を続けました。後にも先にもあんなパワーのある空気を吸い込んだことはありません。
どうかその方にジェットウォッシャーを!
「すごいニオイ」#ジェットウォッシャー「ドルツ」